さみだるる朝餉に瑠璃の玻璃器かな
(さみだるる あさげにるりの はりきかな) 季語:さみだるる(夏)
どんよりした梅雨空にムシムシした湿気に、気持ちのトーンもダウンしてしまう。
少しでも気持ちよく過ごしたいと思い、好きな瑠璃色のギヤマンを使って清々しく
朝食を準備した。
さっきまでの灰色の鬱陶しい部屋が急に爽やかに晴れ晴れとしてきた。
色彩は人に心理的に影響を与えることで知られている。
青は鎮静効果や冷静になれる色でもある。また時間の経過が早く過ぎる、と感じる色
でもあるらしい。
かの魯山人は「おもてなし」に「器は料理のきもの」だとして食材が美しく見える食器を
自らが製作して、皿には料理を絵を描くようにと盛りつけたそうだ。
毎日いただく食事、素材や料理を活かすためにもできる範囲の工夫をしたいもの・・。
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