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2014年7月5日土曜日

紫陽花 ④

紫陽花やエーゲ海てふ深き碧

(あぢさゐや えーげかいてふ ふかきあを) 季語:紫陽花 (夏)







兼題 紫陽花 投句 選外
         
         (あぢさゐや えーげかいてふ ふかきをあを・・・と文語表記した「てふ」は「という」の意味。
       
         

神代植物園で紫陽花を夢中になって撮影していたとき、不意に視野に飛び込んできた

ロイヤルブルーの紫陽花に一目惚れ・・・!こんな色があるんだ・・・と、

固唾をのんで見入ってしまった。

ただこれは「額の花」で、季語の紫陽花ではないので投句は季語違いに・・・。



2014年7月4日金曜日

紫陽花 ③

くれなゐの四葩を剪りて想ひ断つ

(くれなゐのよひらをきりておもひたつ) 季語:紫陽花(夏)


兼題 紫陽花 投句 選外 (写真は都立神代植物園)


赤い色から連想するのはやはり「情熱」とか「滾る血」とか・・・。

およそ私が持っている"あの紫陽花"のイメージではない。

それを敢えて詠んでみた。





2014年7月3日木曜日

紫陽花 ②

あぢさゐや蒼紫を襲をり 


(あぢさゐやあをむらさきをかさねをり) 季語: 紫陽花(夏)






兼題 「紫陽花」 投句 選外


着物を襲るように七変化していく紫陽花・・・色彩が変わるごとに美しい。

まるで女性のように年齢に応じた、それぞれの美しさが感じられる・・。

二枚目の写真のように、はじめは蒼色が立ち、その後に淡い紫、そして

匂うような濃紫に変化していく・・・。花は語らずともその姿で訴えている。



2014年7月2日水曜日

紫陽花 ①

風吼えてあぢさゐ乱る崖の家


(かぜほえてあぢさゐみだるがけのいえ) 季語:紫陽花(夏)





兼題 紫陽花 投句 「地」 入選 戴きました!感謝です。^^


5メートル以上もある石垣の住宅に見事な紫陽花が懸垂咲きして

いる。狂風に煽られて花が悲鳴をあげているようで・・・、痛ましい!



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■□ 俳句ポスト選者  夏井いつき先生評 □■



風吼えてあぢさゐ乱る崖の家
Muse
 「風」が吹くのではなく「吼え」ているわけですから、頭の大きい「あぢさゐ」は乱れに乱れているのでしょう。一瞬、小説「嵐が丘」の光景(あれはたしかヒースの花だったと思いますが)を思い浮かべたものですから、下五「崖の家」という措辞が、かの小説とはまた違った不安を掻き立てる効果で迫ってきました。
 あ、そういえば「嵐が丘」の主人公ヒースクリフの名前は、「ヒースの崖」という意味ではなかったかしらん?だとすると、作者Museさんの発想の根っこも、そのあたりにあったのかもしれないなあ。
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