授乳期に良い薬膳食材のご紹介(2)です。豚肉には産後回復によい栄養素が含まれており
人参やほうれん草、エンドウ豆などの野菜と合わせて調理してみましょう。
3.「豚まめ(豚の腎臓)」
[性 味] [平性・鹹味]
[帰 経] 腎
[適応症] 腹痛・むくみ
[作 用] 産後の回復・体力回復
[備 考] コエンザイムQ10、VB1、VB2、ナイアシン、Fe
4.「豚の足(とんそく)」
[性 味] [平性・甘鹹味]
[帰 経] 脾・胃・腎
[適応症] 母乳不足・皮膚の乾燥
[作 用] 産後の回復・美肌
[備 考] コラーゲン、エラスチン、VB12、VD、コレステロール
❤豚マメには腎虚を補う作用があり、豚足には造血作用がありお乳の出をよくします。
産後の方に良い食品です。また肌を滑らかにし筋肉を丈夫にし、とくに足腰を丈夫 にする働きは肉よりも優れているといわれています。昆布と一緒にスープ仕立てにし、からしを加えた酢味噌で戴きます。
❤次の写真は、腎(精気)を補い、肌を潤し、母乳の出をよくする簡単スープです。
食材は「干し貝柱・わかめ・ふのり・ゴマ・松の実・くこ・長ネギ」です。貝柱のスープで・・・。
2010年6月25日金曜日
2010年6月18日金曜日
食養生のための 「授乳期の薬膳食材 (1) 」
[人を良くする]と書いて[食]という文字になります。
まさに日々の食事が人を形成していくのですね。
統合失調症や心の病(ストレス・うつ・認知症)に食事が深く
関わっていることが知られています。
現代人はファーストフードやジャンクフードに含まれている
油脂類や砂糖の多使用により心身を阻まれていることは
周知の事実となっています。
食生活は我々の人生のクオリティを決める、と言っても
過言ではないでしょう。
詳しくは下記の書籍などもご参考にされてください。
◆食事で治す心の病(Ⅰ・Ⅱ) 大沢 博 著
ここでは「医食同源」の中医学の知恵を活かし、スーパーで買える身近な
食材で自然に健康を保てるように「性・味」「帰経」「適応症」などについて
適時2素材づつ、掲載していきたいと思います。
本日は「産後の養生や母乳の出を良くする食材」です。
1、「もち米」
[性 味] [温性・甘味]
[帰 経] 脾胃・肺
[適応症] 母乳の出が悪い・疲労・自汗(寝汗)・下痢・夜尿症
[作 用] 体力回復、
[禁 忌] 便秘、むくみ、膀胱炎など炎症性疾患、皮膚病、リウマチ、咳・ぜんそくの人や、
また寒涼 性の食材、柿、メロン、ミカンなどと併食は避けましょう。
2、「サンザシ(山楂子)」 *ドライフルーツとして売られています。
[性 味] 微温性・甘酸味
[帰 経] 脾胃・肝
[適応症] 産後の回復、腹痛、高血圧、慢性下痢、瘀血、
[作 用] 血中脂質抑性、肉食の消化促進
[禁 忌]
❤産後や授乳中のおやつ❤
詳しい作り方は、コメント欄にご要望をお知らせください。
まさに日々の食事が人を形成していくのですね。
統合失調症や心の病(ストレス・うつ・認知症)に食事が深く
関わっていることが知られています。
現代人はファーストフードやジャンクフードに含まれている
油脂類や砂糖の多使用により心身を阻まれていることは
周知の事実となっています。
食生活は我々の人生のクオリティを決める、と言っても
過言ではないでしょう。
詳しくは下記の書籍などもご参考にされてください。
◆食事で治す心の病(Ⅰ・Ⅱ) 大沢 博 著
ここでは「医食同源」の中医学の知恵を活かし、スーパーで買える身近な
食材で自然に健康を保てるように「性・味」「帰経」「適応症」などについて
適時2素材づつ、掲載していきたいと思います。
本日は「産後の養生や母乳の出を良くする食材」です。
1、「もち米」
[性 味] [温性・甘味]
[帰 経] 脾胃・肺
[適応症] 母乳の出が悪い・疲労・自汗(寝汗)・下痢・夜尿症
[作 用] 体力回復、
[禁 忌] 便秘、むくみ、膀胱炎など炎症性疾患、皮膚病、リウマチ、咳・ぜんそくの人や、
また寒涼 性の食材、柿、メロン、ミカンなどと併食は避けましょう。
2、「サンザシ(山楂子)」 *ドライフルーツとして売られています。
[性 味] 微温性・甘酸味
[帰 経] 脾胃・肝
[適応症] 産後の回復、腹痛、高血圧、慢性下痢、瘀血、
[作 用] 血中脂質抑性、肉食の消化促進
[禁 忌]
❤産後や授乳中のおやつ❤
詳しい作り方は、コメント欄にご要望をお知らせください。
葡萄棗茶(ぶどうそうちゃ):ほのかに甘く、顔色も良くなります。
材料[干し棗・干し葡萄・クコの実]
シードケーキ: 5種類のシードが産後・授乳中の体調を整えます。
材料[ホットケーキの素・牛乳・卵・黒ゴマ・クコ・かぼちゃ・松の実・イチジク]
2010年6月1日火曜日
一陰一陽
一陰一陽これを道と謂う。
[易経 繋辞上伝]
陰陽とは互いに相反しながらも、相補しています。
陰陽は天と地、男と女、昼と夜、動と静などのように
互いに対立する二つの性質に分かれています。(注1.)
その対立の二元性をもって、融合するために螺旋状に
大きく循環しつつ発展、成長へと造化していきます。
そして均衡を保ち存在している自然法なのです。
易経思想では、この陰陽作用による弁証法的働きのことを
「道」といい万象を生み出す源(宇宙生命エネルギー)をいいます。
易経から発した「気学」では「大極」とも言います。
たとえば、夏と冬、春と秋は対立しながら、消長転化し
四季は巡っていきます。
冬が極まれば春が訪れ、さらに夏へと転化、夏が極まれば
秋が訪れ、また冬へと転化していく営み・・・
その季節のなかで生み出されるものは膨大なものです。
私たちの生活や人生においてもこの営みが繰り返されます。
一日のなかでも、夜間、ゆっくり休んで英気を養うことは
「陰」にあたり、昼間、精いっぱい活動するのは「陽」です。
自然の営みのように、休むべき時に休まないでいると
バランスを崩して、心身の病に至ることは必然です。
現代人の生活にこの陰陽思想がたいへん大切だと思います。
私自身、活動しすぎて疲弊し、「うつ症状」になることが
あるので、休養は食事以上に重要と痛感しているのです。
(注1.)
[必ずしも陰陽は固定的なものでなく、相対的に陰と陽は
変化していく性質のものです。とくに身体部分など。]
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