一月の閑かな神代植物公園を独り歩く・・・。
快晴の日、冷たさがとても気持ちいい~!
今朝の東京は冷え込んで1度だった。
でも2週間もすれば観梅の人々で賑わうだろう。
寒牡丹も冴えて凛とした見事な花をみせてくれていた。
春の訪れは陽光の色、黄色い花々とやってくる・・・
そのもっともさきがけは「蝋梅」と「水仙」だろうか。
寒中の寒さに震えながらも数輪の花が
存在感も強く、芳香を放っているのに気づく。
人品も無口ながらも香るほどになれれば、と思う。
◆ 写真の上でクリックすると拡大します。 Photos & Haiku by kalen
ふくいくと蝋梅かほり深呼吸
蝋梅や碧空に黄の放たれし
蝋梅や神気漲り輝けり
水仙や朝陽に向かひ背伸びかな
冬ざれの野に明るさや水仙花
写真が大変やわらかく綺麗ですねー!
返信削除Narcissusが綺麗ですね。
参考:
ナルキッソスはギリシア神話の中でも著名だが、その話についてはいくつかの説がある。
若さと美しさを兼ね備えていた彼は、ある時アプロディーテーの贈り物を侮辱する。アプロディーテーは怒り、ナルキッソスを愛される相手に所有させることを拒むようにする。彼は女性からだけでなく男性からも愛されており、彼に恋していた者の一人であるアメイニアスは、彼を手に入れられないことに絶望し、自殺する。
森の妖精(ニュンペー)のひとりエーコーが彼に恋をしたが、エーコーはゼウスがヘーラーの監視から逃れるのを歌とおしゃべり(別説ではおせじと噂)で助けたためにヘーラーの怒りをかい、自分では口がきけず、他人の言葉を繰り返すことのみを許されていた。エーコーはナルキッソスの言葉を繰り返す以外、何もできなかったので、ナルキッソスは「退屈だ」としてエーコーを見捨てた。エーコーは悲しみのあまり姿を失い、ただ声だけが残って木霊になった。これを見た神に対する侮辱を罰する神ネメシスは、他人を愛せないナルキッソスが、ただ自分だけを愛するようにする。ある日ナルキッソスが水面を見ると、中に美しい少年がいた。もちろんそれはナルキッソス本人だった。ナルキッソスはひと目で恋に落ちた。そしてそのまま水の中の美少年から離れることができなくなり、やせ細って死んだ。また、水面に写った自分に口付けをしようとしてそのまま落ちて水死したという話もある。ナルキッソスが死んだあとそこには水仙の花が咲いていた。この伝承から、スイセンのことを欧米ではナルシスと呼ぶ。また、ナルシ(シ)スト(ナルシシズム)という語の語源でもある。