2010年4月16日金曜日

武蔵野の森・・・花残月の風のなかを

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「さくら・さくら♪」の曲が流れます。

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◆Digibook 武蔵野の森・・・花残月の風のなかを

目に効く薬膳料理

薬膳とは、食物を用いて体調を整える食事のことで、医食同源の食養生をいいます。


「いつ、なにを、どのように食べるか」で心身の健康やバランスを保つことができます。

しかもサプリや薬品と違って、五臓六腑に余計な負担をかけないので、長続きします。



さて、今日は、目を酷使する現代生活に欠かせない目に効く薬膳料理をご紹介します。

献立としては、海藻類のサラダや、わかめと胡麻のスープなどを添えるとバランスがとれて、

しかも解毒作用・利尿作用があるのでむくみ解消にも良いです。



(1) 豚レバーの竜田揚げ



[材 料] 4人分

豚レバー         約150g

生姜しぼり汁    ひとかけ 50g

豆豉醤(トウチジャン)   大さじ1

(またはにんにく醤油   大さじ 2)

塩   少々

胡椒            少々

片栗粉           適量

レモン       くし切り 4個





[作り方]

① 豚レバーは、黄色い脂質などを取り除きていねいに水洗いし、水気をふく。

② ①を細切りにし、生姜の絞り汁、豆豉醤、塩、胡椒で味をからめ、30分くらいおく。

③ 片栗粉と②をビニール袋にいれ、まんべんなく粉をまぶすように振る。

④ 油でカラリと揚げ、レモンのくし切りを添えていただく。



注*揚げ油が苦手の場合、フライパンに薄く油をしいて炒め焼きでもOK!



(2)豚レバー竜田揚げ、人参、枝豆のソテー



[材 料]

(1) の豚レバーの竜田揚げ   150g程度

人 参            中1/2 本

枝 豆(冷凍可)         100g 

枸杞の実           大さじ 1

合わせ調味料A

酒              大さじ 2

醤 油           小さじ 1

豆豉醤           小さじ 1





[作り方]

① 枸杞はお酒に浸し、やわらかく戻しておく。

② 人参はピーラーで長さ5cmのリボン状、枝豆は解凍して殻から出す。

③ フライパンを熱し、人参さっと炒め、豚レバー竜田揚げ、枝豆を加える。

④ 調味料Aを回し入れ、味をからませ、①の枸杞を散らしてできあがり。


なお、食物の性・味、効能・適応は作表が掲示できないので、追ってページ
の追加を試みてみます。しばらくお待ちください。<(_ _)>

2010年4月11日日曜日

食養生 目の疲れに

現代人はPC、携帯電話、テレビ、車の運転など、非常に
目を酷使しています。

それらは私たちの生活と密着していて避けて通れませんね。

目は身体のなかでも疲労物質が滞りやすく、疲れを感じやす
いところです。


そこで・・・
その疲労物質を溜めないようにするために、良質の血液を保
ち、血液循環とリンパ循環を整えることが大切です。

また、目は肝臓との関連が大きく、肝臓機能の働きを強化する
のが肝要です。





◆ 血液を浄化する食材


 葛の葉、大根の葉、人参の葉、よもぎ、ごぼう


  ふのり、ごま、品質の良い味噌・醤油など



 血液循環を促進する食べ物


玉ねぎ、らっきょう、ニラ、長ネギ、タンポポ


葛、ゴマ、梅干し、品質の良い味噌、醤油


◆ 肝機能を高める食材


大根葉、もやし、よもぎ、タンポポ、ニラ


ふのり、ごま、はと麦、葛、良質な味噌


◆ 目の代謝を促進する食物


 ほうれん草、菊花、ブロッコリー、かぼちゃ、


 かぼちゃの種、人参、ブルーベリー、枸杞、


 紫色の野菜(アントシアニン含有)


★ 肝臓を疲労させるものに注意しましょう 


 食べ過ぎ、お酒の飲み過ぎに。


 薬品・添加物・加工食品の摂りすぎに。


 タンパク質の摂りすぎに。(とくに動物性食品とその加工品)


 気のパワー?

2010年4月9日金曜日

Poem de Printemps(春)より   [憧 れ]


憧 れ






     憧   れ       


無限にひろがりゆく

あまりにもいっぱいな想いで

膨らんだ若きつぼみは

いまにも張り裂けそう・・・


花ひらける日を追い求め

散ることの恐れは知らず

ひたすらに魂が焦がれる

そんな恋への憧れ


                 [華蓮 18歳 詩作]


2010//05/15撮影

2010年4月4日日曜日

父の七回忌に想う

4月2日は父の七回忌の命日、6年前の葬儀の日は4日であった。
のどかな素晴らしい春日和で、山桜を参会者たちで愛でた。



― ねがはくは花のしたにて春死なんそのきさらぎの望月の頃 ―

西行法師



これは、西行法師の「山家集」の花の歌群に入っている歌で、

生前、父が好んでいたものだ。

大の桜好きで、庭にを配し、春は縁側で

がのぼるとよく眺めていた・・・。


海軍に配属していたときわずか父は20歳、ジャワ沖で爆撃に遭った。

ちょうど甲板に出ていたときだったらしい。

幸いというべきか、その甲板とともに海上に投げ出され、

数十名がその甲板の上に避難した。


数週間漂流し、サメや飢えと戦い生き延びた。

仲間がどんどん死んでいき、僅か四人がそのいかだに残った。

気が遠くなり始めたころ、通りかかった英国商船に助けられたらしい。


その話を聞かされるたびに、あのとき父が戦死していたら

父母の結婚もなく、もちろん今の私は存在しない・・・

子供ながらにかけがえのない「いのち」を戴けた不思議を思った。


その父が、願いどおりに『西行法師の命日』平成16年4月2日、

(旧暦二月十五日)に逝去した。


願望は成就する、不思議だ。


そして極めつけ、その夜は煌々と輝くすばらしい満月・・・。


告別式は山も山寺も境内もいちめんの桜・桜・桜・・・

空は真っ青に澄み渡り、参列の人々の感嘆の声があちらこちらに響いた。


父が私たちに残してくれた最高のプレゼント。

それは毎年、を観ながらみんなで父を偲ぶ会。

 と 桜 と 


お父さん、ほんとうにありがとう・・・。



大好きだった山桜






2010年4月1日木曜日

人生にはサヨナラはつきもの・・・


今日、ある勉強会で銀座まで出かけた。

渋滞を見越して家を出たが、平日のせいか空いていた。


運転しながら赤坂プリンスHや霞が関ビル、千鳥が淵と

見事な桜・桜・桜を眺めることができた。

自宅から30分で到着してしまい、予定までの1時間、

久しぶりにひとりでカフェに入る。


携帯メールでの相談内容に返事をしたためながら、

ふと「別れ」というものに思いを馳せる。


「会うは別れのはじめなり」(生者必滅、会者定離)


世の真理とは言え、受け容れがたい別れもあるものだ・・・。

相談者だけでなく、私もある別れを決断しようとしている。



夜半、暴風になった。

若い日に荒れ狂う風の音を聴きながら、

別れの詩を書いたことがあるな、と想い起す。

せっかく咲いたが嵐に舞い散っているだろうな・・・



井伏鱒二の訳詩に

「花に嵐のたとえもあるぞ、さよならだけが人生だ!」

別れを決断させられることがあっても・・・。

決めたらもうきっぱりと前に進んでいくことだ。


春の嵐の夜は読書が似合う・・・