2014年7月8日火曜日

ソーダ水 ①

ペディキュアもソーダ水もくれなゐに


(べでぃきゅあもそーだすいもくれなゐに) 季語:ソーダ水(夏)





兼題 ソーダ水 俳句ポスト 「人」入選句

  表参道の喫茶店のテラス席に若き美人が脚を組みながらスマホに夢中に・・・。
  赤いソーダ水・・・! 見れば足元は赤いペディキュア、スマホも赤・・。
若さが輝いていました!若さがはちきれる女性の「赤」は、清々しさもあって心から
素敵だなあ、と思います。

「赤=情熱・情念・エネルギッシュ・怒りなどなど」と


いうものから遠ざかりつつある己れへの憐憫句(笑)でもあります。

女性なら解る沈殿している感情かも・・・。




2014年7月7日月曜日

夏安居

夏安居や息は生きなりと思ふ日 

(げあんごやいきはいきなりとおもふひ) 季語:夏安居(夏)

                        安寧相


思惟相


  もう何年も前に成城の耕雲寺に座禅に通っていたとき、ちょうど夏安居の時期で
  
  軽い断食も同時にしていた。人は食べなければ死に至るわけだけど、それ以前に

  「息する」ことが「生きる」ということ、なのだ!と妙にしみじみ思った日があった・・・。

  そのときの気づきの一句。

2014年7月5日土曜日

紫陽花 ④

紫陽花やエーゲ海てふ深き碧

(あぢさゐや えーげかいてふ ふかきあを) 季語:紫陽花 (夏)







兼題 紫陽花 投句 選外
         
         (あぢさゐや えーげかいてふ ふかきをあを・・・と文語表記した「てふ」は「という」の意味。
       
         

神代植物園で紫陽花を夢中になって撮影していたとき、不意に視野に飛び込んできた

ロイヤルブルーの紫陽花に一目惚れ・・・!こんな色があるんだ・・・と、

固唾をのんで見入ってしまった。

ただこれは「額の花」で、季語の紫陽花ではないので投句は季語違いに・・・。



2014年7月4日金曜日

紫陽花 ③

くれなゐの四葩を剪りて想ひ断つ

(くれなゐのよひらをきりておもひたつ) 季語:紫陽花(夏)


兼題 紫陽花 投句 選外 (写真は都立神代植物園)


赤い色から連想するのはやはり「情熱」とか「滾る血」とか・・・。

およそ私が持っている"あの紫陽花"のイメージではない。

それを敢えて詠んでみた。





2014年7月3日木曜日

紫陽花 ②

あぢさゐや蒼紫を襲をり 


(あぢさゐやあをむらさきをかさねをり) 季語: 紫陽花(夏)






兼題 「紫陽花」 投句 選外


着物を襲るように七変化していく紫陽花・・・色彩が変わるごとに美しい。

まるで女性のように年齢に応じた、それぞれの美しさが感じられる・・。

二枚目の写真のように、はじめは蒼色が立ち、その後に淡い紫、そして

匂うような濃紫に変化していく・・・。花は語らずともその姿で訴えている。



2014年7月2日水曜日

紫陽花 ①

風吼えてあぢさゐ乱る崖の家


(かぜほえてあぢさゐみだるがけのいえ) 季語:紫陽花(夏)





兼題 紫陽花 投句 「地」 入選 戴きました!感謝です。^^


5メートル以上もある石垣の住宅に見事な紫陽花が懸垂咲きして

いる。狂風に煽られて花が悲鳴をあげているようで・・・、痛ましい!



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■□ 俳句ポスト選者  夏井いつき先生評 □■



風吼えてあぢさゐ乱る崖の家
Muse
 「風」が吹くのではなく「吼え」ているわけですから、頭の大きい「あぢさゐ」は乱れに乱れているのでしょう。一瞬、小説「嵐が丘」の光景(あれはたしかヒースの花だったと思いますが)を思い浮かべたものですから、下五「崖の家」という措辞が、かの小説とはまた違った不安を掻き立てる効果で迫ってきました。
 あ、そういえば「嵐が丘」の主人公ヒースクリフの名前は、「ヒースの崖」という意味ではなかったかしらん?だとすると、作者Museさんの発想の根っこも、そのあたりにあったのかもしれないなあ。
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2014年7月1日火曜日

白鷺

白鷺や虎視眈眈と水に佇つ

(しらさぎやこしたんたんとみづにたつ) 季語:白鷺(夏)








東京都三鷹市大沢 野川に餌を求めて飛来した白鷺