2012年4月17日火曜日

枝垂れ桜のなかを・・・


何かと慌ただしい日々、あっという間に桜が散ってしまった。

ただ、少し遅れて咲く枝垂れ桜は今が満開・・・のはずと。


夕方から激しい雷雨と、予報が出ていたので午前中に

近くの都立神代植物公園に散策かたがた撮影にでかける。

天気予報のせいか、人もまばらで心からのんびり過ごせた。


一輪草、錨草、すみれ、タンポポなどの山野草、

つつじ、梅、山吹き、枝垂れ、八重桜・・・と色とりどり。

枝垂れ桜のトンネルをくぐって、深呼吸!!


あ~、やっぱり春はすてきだな~!


◆写真のうえでクリックすると拡大します。

屏風図のような風情に癒されて


                      枝垂れ桜の名古屋帯とおなじ図!


ときおりの日差しに明るんで


まさをなる空より枝垂れ桜かな


ふうわりと風に揺れてたおやかに・・・


                          これは「八重御室有明」という八重桜
                         

2012年4月7日土曜日

桜に思うこと・・・

野川の桜


                         ◆写真の上で左クリックすると拡大します。



野川沿いの朝陽に輝く染井吉野


散歩道の野川の桜


一斉に花がほころんで・・・


朝陽がはなびらに透かしてきれい~!


たそがれどきの桜 



桜前線北上中!  さくら・・・、大好きな花!

桜は「潔さ」として日本人の精神性を表わすというけれど

軍国主義時代の日本政府に刷り込まれたのかも知れない・・・。
 


桜の花ことばは一般に「優れた美人」「純潔」とか

「精神美」「淡泊」といわれているようだ。

しだれ桜は「優美」で、山桜は「あなたに微笑む」とか。


私は桜は「うつりゆくもののあはれ、その儚さの美」

を表わしているように思う。

儚いからついつい夢中で追いかけてしまうのだろう。


儚いものの美しさ、寂しさ、など人生にも喩えやすい。

この世のすべての物事は諸行無常であり、

刻一刻と変化してゆくもの・・・。

変化していくものにしがみつくようなことは

美しくない。つねづね淡泊でありたい、と思っている。


「淡泊」つまりとらわれない・・・ことが武士道や

禅の心境にも通じているのだろう。


さらさらと執着を流し去って、日々新しい朝を迎えたいもの・・・。