2011年2月12日土曜日

窓辺の景色① 浪漫ただよう・・・

その昔「深窓の令嬢」ということばありましたね。
上流階級の世俗から隔離されて養育された
女性を言うのですが、現在はもう死語になって
いるのでしょうか・・・?

三島由紀夫の≪夢と転生≫がテーマの小説で、
「豊饒の海(春の海篇)」に出てくるヒロイン「聡子」
(伯爵令嬢)のような女性・・・を想起します。

主人公の侯爵子息の松枝清顕との禁断の恋が
描かれ、上流社会の窓を覗き見したような強烈な
印象が残ったものです・・・。
映画「春の海」も映像が美しかったです!

過日、散策した府中郷土の森に在る建物のいろいろな
「窓」に心が惹かれシヤッターを。^^



昭和時代の電球のカサが懐かしい。子供時代の記憶にこのような窓際に藤棚が・・・


あの窓からどんな人が顔を覗かせるのでしょう・・・





これは郷土の森美術館のおしゃれな窓


「二貝の女が木にかかる」で櫻の字とか・・・日本の窓、いいですね!


蔵の窓が目のように見えました!


この窓は単なる明かりとりの窓ですね


2 件のコメント:

  1. 華蓮さん、こんにちは。
    「春の雪」出版された時に一気に読みましたよ。
    主人公と聡子との恋、若き私にとって強烈な印象でした。
    日が沈み、部屋が暗くなっているのも気づかずに夢中に読んでおりました。読み続けているうちに少し怖さも感じました。
    昨日日マイフレさんのアルバムに「深窓の令嬢」という言葉を使ったんですが、我ながら旧い言葉だなと感じながら・・・
    同じ頃に同じ言葉が思い浮かぶなんてこれまた不思議・・・

    華蓮さん、仕事柄でもないんですが私は窓のデザインが大好きでいろんな写真を集めたりしていました。
    窓にはいろんな表情があり、お国柄、土地柄、そこに住む人のこだわりなどが感じられますね。

    また、ブログにお邪魔します。
    素敵な写真をありがとうございます。

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  2. 匿名さん、ブログに訪問ありがとうございます。
    またコメントもありがとうございます!

    同じタイミングで「深窓の令嬢」が浮かぶなんて不思議ですね!三島由紀夫の「檄」事件も当時を思い起こして強烈だったですね。儚さの美というのでしょうか・・・川端康成以降の文学にも若き私には心を震わせたものです。

    私は仕事には関係ありませんが「窓」が好きで、街を歩いていても眺め歩くのが好きです。
    「窓」の写真を集めてみたいです。

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